償 い

出会いは偶然ではなく 突然でもない・・・
それは、定められた運命だと 君は言う

しかし、運命の中にも
すれ違いが計算されているのだろうか
心の痛みも 悲しさも 辛さも・・・

計れるものなら 軽くして
動かせるものなら 動かして


まだ愛してるものを・・・
 それでもなお それも運命だと
 起きてしまって いつも後悔
 あの時 素直に
 君の言うとうりにしておけば
 あの時 素直に謝っておけばって・・・

 悔いのない人生にしたいと誰もが思う
 しかし、結果は 想いとは裏腹・・・

あの時に返れるのなら 人は後悔の人生にはならない
あの時に返れるのなら 心の痛みも 辛さも
悲しさも償えるものを もう一度あの日に返れるのなら
・・・・・・ 全てが償えるものを

この詩は、神戸でのJRの事故が起きた直後に作ったものです。
取り返しの付かない大きな事故でした。。
まだ若い車掌だったと聞いたとき、我が子の事を思い、
ご家族はどんな思いだろう・・・と考えている時にできた詩です。
関係者全員の気持ちもこういったものではなかったのでしょうか・・・

写真:加西フラワーセンターにて ハナ撮影

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