タンポポ

ふわり ふわり ふわり ふわり
綿毛の下のたんぽぽの種
風に吹かれて 舞い上がる
ふわり ふわりと舞い上がる

何処に行くのか 何処まで行くのか
ただ、風に身を任す
ふわり ふわりと身を任す
風に吹かれて 気持ちよさそうに
ふわり ふわり ふわり ふわり

時には 強い風に
意地悪く 吹き飛ばされながら
知らないところにたどり着く
それがどんな所なのか
荒れ果てた荒野なのか
暖かい畑の中なのか
歩道の片隅なのか 誰も知らない



写真:津山市福田において  ハナ撮影
それでも 力強く生きている
大地に根を張って
精一杯に生きている
綺麗な花を咲かせようと
必死で生きている
そして 又、ふわり ふわりと
風に舞う種を残す
私は 野の花が好き
大地に力強く根を張って
たとえ人に踏み潰されても 又、
根をはって力強く生きていく
その姿が好き
・・・

このタンポポの詩は、チャットの中の友達が次々にチャットを止めて行く中、いつ話し合えるか解らない状態の中で何処に居ても元気に居て欲しいというメッセージとして作ったものです。


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